【日記】ベッドを捨てるミニマリストは信用できない -ベッドは残すべき4つの理由-
自分は所有物は少ない方で、友達が初めて家に来るときに驚かれることが割とある。
実際、衣服も最小限だし、ガジェット・家具家電もミニマルなデザインが好き。
パソコンとスマホがアップル製品の理由もこれ。
無印良品も好き。
でも、自分がミニマリストだとは思ったことはない。
ミニマリズムが流行り始めたのは2010年代半ばくらいだと思うんだけど、よく聞いた謳い文句が、
『とにかく捨ててスッキリ!』
『モノと物欲を捨てたらお金が貯まる!』
『シンプルライフは最高!』
とかとか。
まぁ、言わんとすることは分からなくもないけど、一つだけ納得できないのがこれ。
『ベッド不要論』
いや、それは無い。
生まれてからずっと布団で寝起きしてた、染みついた生活習慣がある人ならそれでも良いけど、ミニマリストになるためにベッドを捨てるなんて、覚悟が凄い!
それだけなら良いんだけど、動画やブログを見ていると『ベッド無しになってこそミニマリストを名乗れる風潮』を感じる。(考えすぎ?)
そして皆、こぞって布団の方がメリットが多いという。
いや、それは無い。
そんなこと言ってると「やってないのに適当な事を言うな!」と叱られそうだけど、一応ベッド無し生活を3年はした経験がある。
何もミニマリストに憧れてた訳ではなく、あるタイミングで引っ越した部屋が和室だったからなんだけどね。
とういうわけで、『少ないモノで暮らしてく上でもベッドだけは残した方が良い理由」を書こうと思う。
①こまめに掃除をしないと埃の近くで眠ることになる
床の埃は本当にすぐ溜まる。
髪の毛…
埃…
細かな食べかす…
謎のちぢれ毛…
毎日掃除をする時間的余裕がある人なら良いけど、本当に一瞬。
マットレスを引けば口と埃はゼロ距離だし、掛け布団の裾には知らず知らずに付着してるんだよね。
②油断しなくてもカビが生えがち
いや本当に。
朝起きるとマットレスには思った以上に熱が篭ってる。
起きたら直ぐ畳んで寄せたとしても、床に触れてる部分には熱が篭ってるのでそこからカビる。
というか、寝てる間の熱で普通にカビます。気を使ってても睡眠時間の放熱は少なくとも6時間はあるわけです。
これはあるミニマリストの方のブログで『カビ対策に、スノコを引くとカビ対策になります!』って記事を見つけたんだけど。
「いやちょっと待ってくれよ…それ簡易版ベッドだし、折りたたんで寄せる労力増える…」
③畳んで寄せた布団のある部屋の風景は全然美しくない
布団を折りたたんで寄せるより、ベッドを綺麗に整えた方が美しい。
うん。間違いない。
今はベッドで寝起きしてるけど、ベッドメイクと布団の片付けの労力はどちらも変わらないし、こちらの方がスッキリする。
うーん、ミニマルってなんだっけ?
④シンプルに寝起きが楽
床から立つのと椅子から立つのってどっちが楽ですか?
ミニマルに暮らすために労力のかかる生活様式を選択するのはどうかと思うなぁ。
まとめ
ガジェット系Youtuberの「長期使用レビュー」はそこそこ見つかるけど、ミニマリリスト系Youtuberの「ベッドを捨てて1年経っての感想」は見かけないんだよね。
(あったらすまぬ。)
「それってそういう事でしょ?」って捻くれた考え方を持ってしまう自分が間違ってるのかな。
なので
「自宅は六畳一間のワンルームで趣味はヨガのミニマリストです!なので広いスペースも欲しいです!」
「毎日する掃除が生き甲斐です!」
って人じゃなければ、ベッドを捨てる必要はなし!ってのが結論。
ミニマリストYoutuberで、サムネイルに机と椅子と折り畳まれた布団が写ってて、肝心の机と椅子のデザインが格好悪い人が結構いる。そこのデザインもこだわってよ〜。
ミニマリズムって極限まで追求した芸術のスタイルなんだけど、個人的には「ミニマルな暮らしってそういう事じゃないんじゃ…」と思うなぁ。
あらゆるモノを捨てることは、極限の生活スタイルなのはその通りなんだけどさ。